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2014年2月2日日曜日

ウルフ・オブ・ウォールストリート (The Wolf of Wallstreet)





鑑賞日:February 2nd, 2014
個人的評価:93点

参考情報


実在の株式ブローカー、ジョーダン・ベルフォートの回想録を映画化した実録ドラマ。1980年代から1990年代のウォール街で、若くして大金を稼ぎ、その後証券詐欺の容疑で逮捕された彼の栄枯盛衰を見つめていく。監督と主演は『ディパーテッド』『シャッター アイランド』などでコンビを組んできた、マーティン・スコセッシレオナルド・ディカプリオ。事実とは思えないほどのジョーダンのエピソードもさることながら、ジョナ・ヒルマシュー・マコノヒーら、実力派の共演にも注目。

(C) 2013 Paramount Pictures. All Rights Reserved.


ストーリー


学歴や人脈もないまま、22歳でウォール街の投資銀行で働きだしたジョーダン・ベルフォート(レオナルド・ディカプリオ)。巧みな話術で人々の心を瞬く間につかみ、斬新なアイデアを次々と繰り出しては業績を上げ、猛烈なスピードで成り上がっていく。そして26歳で証券会社を設立し、約49億円もの年収を得るまでに。富と名声を一気に手に入れ、ウォール街のウルフという異名で呼ばれるようになった彼は、浪費の限りを尽くして世間の話題を集めていく。しかし、その先には思いがけない転落が待ち受けていた。


感想


アカデミー賞の主演男優賞、作品賞、監督賞、助演男優賞、脚色賞と主要5部門にノミネートされているオスカー大本命作品。

何と2時間59分もの上映時間を誇る大作だが、「お金持ちになりたい」と真剣に思った事のある人であればあっという間に感じるだろう。

本作品では決して裕福ではない家庭で育ったジョーダン・ベルフォートが26歳で会社を設立してから年収49億円を稼ぎだすという成功と、酒/ドラッグ/女と遊びまくる放蕩、そして仕事やプライベートライフ全てでの破滅を迎えるまでの人生が描かれている。

(C) 2013 Paramount Pictures. All Rights Reserved.

注目すべきポイントはもちろんジョーダン・ベルフォートの巧みな営業力とそれを最大限に利益化するビジネススキル。人々の欲望を次々とカネに換えるその魅力はどんなビジネスマンでも参考にすべき天才的な才能だ。

「世の中の人々を幸せにするために僕は働いている」と言うようなCEOが今や当たり前だが、ジョーダン・ベルフォートは典型的な拝金主義者。

「俺は貧乏も金持ちも経験したが、貧乏の方が良いと思った日は一日たりとも無い。俺が間違っていると思う奴はマクドナルドで働け」というメッセージは正直強烈だったし、ここまでハッキリと主張できる彼の信念に感銘を受けた。

それ以外にも社長として自分の社員を盛り上げるスピーチのシーンが多々あるが、どれにも圧倒的なリーダーシップが染みこんでおり、日本ではなかなか出会えないタイプの経営者を見ることが出来る。

ヒトは全てを手に入れたらどうなるのか?
実話だからこそ超説得力のあるリアルなストーリーでした。

(C) 2013 Paramount Pictures. All Rights Reserved.

カネに強欲なキャラはもはやレオナルド・ディカプリオの十八番となってはいるが、今回はそれ以外にも数々の体当たり演技がある。

ストリッパーとの豪遊や売春婦とのセックスは当たり前だが、それ以外にも男2人での3PやSM倶楽部でお尻の穴にロウソクを突っ込まれたりしてる。更には60歳ぐらいのお婆ちゃんとのセックスシーンまである。

ここまで素晴らしいストーリーに付け加え、彼の体当たり演技までがあるので、今回こそは悲願のオスカーが獲得できるのではないだろうか。
そういう意味では本作品はレオナルド・ディカプリオの最高傑作になるかもしれない。




ちなみに作品中に登場する犬は奥さんが飼っている小型犬でしたが、超美人な奥さんとセックスをしている最中に旦那の足を噛んでくるというエロ可愛いシーンも用意されているのでお楽しみに。


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